クイーンの曲を初めて意識したのは、映画「スペース・トラベラーズ」のオープニングで流れた「Now I'm Here」。フレディの歌声と字幕の歌詞に釘付けになって、海面の上を滑るように飛んでいく鳥の目線のようなオープニングを食い入るように見つめ続けたことを鮮明に覚えている。あんなに心を持っていかれた曲は後にも先にもない。そのときと同じ気持ちでこの映画を観ました。
フレディに会えた。会いたくて会いたくて、でも会えるはずのなかったフレディに会えたと思えて、ボロボロに泣きながら観ました。魂を歌うかのような曲は、生半可なことでは生まれないのだなと、壮絶な苦しみから這い上がったフレディに胸を打たれました。喜びも悲しみも愛と共にあるクイーンの曲に感謝しかないです。この映画を作ってくれたすべての人にありがとうと言いたい。
