まの

ロング,ロングバケーションのまののレビュー・感想・評価

3.0
仕事をリタイアし余生を楽しんでいたであろう夫婦の最期の旅の話。

認知症を患う夫と、癌で余命短い妻の最期の旅は誰もがとても無理だと思うが、妻はどうして自分の命がある内に、夫が少しでも記憶が戻ることがある内に旅をしたかったんだろうな。凄くわかります。自分の体は病に侵されてもちろん辛いけど、愛する夫が妻の名前もわからなくなるなんて本当に辛い事だろうと思います。

妻の選んだ道は決して許されるものではないかもしれませんが、自分がその立場ならそう言う道を選ぶ事も「あり」かもしれないと本当に思いました。

誰にでも人生にこう言う立場になる事があるんだと言う事に改に気づき、そうなったらどうするかを考えさせられる作品でした。
辛いなぁ。
まの

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