ロング,ロングバケーションの作品情報・感想・評価

ロング,ロングバケーション2017年製作の映画)

The Leisure Seeker

上映日:2018年01月26日

製作国:

上映時間:112分

あらすじ

夫婦生活はや半世紀となる元文学教師のジョン(※アルツハイマー進行中)と妻のエラ(※末期がん)。子供たちは巣立ち、人生の責任はすべて果たしきった今こそ、夫婦水入らずで思う存分に自分たちの時間を過ごせる時が来たのだ。愛車のキャンピングカーでルート1号線を軽快に走り、向かうはジョンが敬愛するヘミングウェイの家があるフロリダ・キーウエスト。毎晩思い出の8ミリを投影し、共に歩んできた人生を追懐しながらひた…

夫婦生活はや半世紀となる元文学教師のジョン(※アルツハイマー進行中)と妻のエラ(※末期がん)。子供たちは巣立ち、人生の責任はすべて果たしきった今こそ、夫婦水入らずで思う存分に自分たちの時間を過ごせる時が来たのだ。愛車のキャンピングカーでルート1号線を軽快に走り、向かうはジョンが敬愛するヘミングウェイの家があるフロリダ・キーウエスト。毎晩思い出の8ミリを投影し、共に歩んできた人生を追懐しながらひたすら南へと旅していく。「ただいま」なんて気にしないくて良い、最後にして最高の旅が始まる!

「ロング,ロングバケーション」に投稿された感想・評価

Mayumi

Mayumiの感想・評価

3.4
認知症の夫を支えながら最後のバケーションに出掛ける末期がんの妻を演じるヘレン・ミレンの見事な演技力に脱帽する。
テーマは暗いはずなのに、全編ほのぼのとほっこりする雰囲気に包まれ、昔を懐かしんだり、愛を確認し合ったり、昔の恋人に嫉妬したり、認知症からくる様々なトラブルも笑いに変えてくれる。
実際はこうはいかないと思いつつも、最後に辿り着いた天国に何故かほっとしてしまう。
nicola

nicolaの感想・評価

3.5
オンライン試写会で鑑賞しました。夫が認知症で妻が末期癌。そんな2人が車で南に旅へ出る。認知症で会話が噛み合わないことがしばしばありつつも元々ある夫の聡明さと妻の明るさ、そして最後までお互いを思いやる心を感じ温かい映画でした。ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドの演技力に脱帽します。
アルツハイマーの夫と末期がんの妻、2人の老夫婦が周囲の目を盗んでキャンピングカーで大旅行。
ハラハラドキドキの展開の中に、しみじみとした時間も流れ、こちらもいろいろなことを考えました。
結末の評価は見る人によってさまざまかと思いますが、2人はきっと幸せだったと思います。
名優2人の演技と美しい風景など見どころ満載、いい作品でした。

このレビューはネタバレを含みます

認知症の夫と末期がんの妻の、キャンピングカーでの旅。
ふたりともちょっと問題があるわけですが、歳を重ねてもこんなふうにお互いに大好き〜と思いながら仲良く過ごせるなんて、素敵だな〜。
話の初めから、このふたりのおそらく最後の旅なんだなとわかるわけですが、ぷぷぷっと笑ってしまうような場面もたくさんあって、とても楽しい映画でした。
でも、楽しいばかりでなく、いろいろ考えさせられることもあり・・・。
でも、パートナーが認知症だと、過去に不倫をしていたことを、知ってしまうこともあるのね・・・。
「もう、あんたなんか棄ててやる!!」と老人ホームに夫を置いてきてしまっても、やはり許して迎えに行くのは、自分がもうすぐ死んでしまうから?
もし健康でも許せるのかしら、自分ならどうかしら・・・。
「自分ならどうかしら」は、何度も何度も思いました。
ふたりが、というか妻が選んだ結末は、悲しいのか幸せなのか。
きっと幸せなんだと信じたいけど。
どちらかが健康だったら、どんな結末を選ぶのが幸せなんだろう。
楽しかったり考えさせられたり、いろいろな見方ができる作品だなあと思いました。
観てよかったな。

きゃも

きゃもの感想・評価

4.2
子供たちの目を盗んで、古いキャンピングカーで夫が敬愛するヘミングウェイの生家を目指すヒューマンロードムービー。

病気の2人にハラハラさせられながら、いくつになっても。。。なんてユーモアもたっぷり、慈愛に満ちた珍道中、名優たちの味わい深い演技が見事です。
考えさせられることは多々あれど、根底には「あなたに出逢えて良い旅となりました」「これからもずっとふたりで旅を続けよう」という想いが静かに流れ、深い余韻と満足感が残ります。
Tommy

Tommyの感想・評価

4.0
【2018.01.20.SAT】

オンライン試写会で鑑賞。

すごく難しいテーマ。
平均寿命が伸びている今、
老老介護もよくあること。

老老介護の難しさ、
余生の過ごし方、
家族との関わり方、
全てが自分たちの生活環境に
当てはまる日がくることで
他人事ではないだけに
映画だからという気持ちだけでは
観られませんでした。

何が正しいのかはわからないけれど、
いくつになっても
Honey, Darlingと呼びあえて、
きちんと夫婦でいられる関係で、
あなたなしでは生きていけないと
そう思える関係であることを
とても素敵に思いました。

本当に素敵な夫婦だなと。
私もジョンとエラのように
旦那さんと素敵な夫婦関係を
築いていけたらいいなと思いました。
Iri17

Iri17の感想・評価

3.0
青山シアター試写にて。

アルツハイマーの夫と末期ガンの妻の深い愛がとても感動的。色々な苦難が立ちはだかりながらも、お互いを愛し続けようとする夫婦が尊い。全体的に盛り上がりに欠けるものの。ドナルド・サザーランドや、ヘレン・ミレンの名演もあって最後まで飽きずに楽しめる。

ラストは賛否両論あると思うし、僕は正直、ダメだと思うけど、考えさせられるラストだと思うので、家族や恋人と観る事を強くオススメします。
satchan

satchanの感想・評価

5.0
オンライン試写会、初めて参加させて頂きました。

認知症のジョン(ドナルド・サザーランド)と、末期癌のエラ(ヘレン・ミレン)がキャンピングカーで、アメリカ東部を南下する旅に出る物語。末期癌を患いながらも、ジョンの記憶を手繰り寄せようと、思い出の写真スライドショーを見せ、介護を続けるエラ。ジョンの記憶は一時的にしか戻らず、病気は進行するばかり。エラは虚しくて、報われない気持ちに襲われます。疲れきって、時には怒ることだってあるし、それが現実の介護だよ、が沢山詰まった映画でした。

在米時に東海岸を南下する旅を夫婦で何度かしたので、風景や地名など思い出と重なり、道中での会話にも共感するシーンが多くありました。本作で描かれている老夫婦の会話は、これから起こり得るまだ見ぬ世界で、学ぶことが多かったです。認知症も介護も、この15年位、身近な問題なので、感情移入できました。エラの切ない気持ち、逆らえない時の流れなど、若い頃に見たら共感できなかったかも。それにしても、男性の食欲って、年齢を重ねても変わらないのかな。

認知症の映画で良かった『きみに読む物語』は、若者時代の回顧シーンが多いので、本作とは描き方が違うかな。介護の映画では、『愛、アムール』も良かったですが、本作の方が明るく描かれていると思いました。映像が明るく、広々とした家並み、綺麗な景色にウットリします。好きなタイプの映画でした。
kaede2017

kaede2017の感想・評価

3.8
観終わって一晩過ぎた今も心を揺さぶり続けるこの作品
とても楽しく悲しい映画
美しい景色と夫婦の50年に渡る想い出

認知症の夫が運転するレジャーカーは
ちょっと危うくそしてまるで秘め事のように楽しい

末期ガンで病院で過ごすように子供たちに言われても
真っ平と子供の反対を押し切って旅に出る夫婦
夫も自分が施設に入らなければならない時が
近づいているそうなる前に銃の引き金を引いて欲しいと
思いが一致した二人が辿る想い出の旅行

高齢夫婦に関わる人々は
時に現実を突きつけ時に優しい

知的なジョンの語るヘミングウェイの考察
それは素晴らしいものでもあり
悲しいものでもある

夫婦の愛の強さが
ジョンの混乱する記憶によって
乱されそして試される

夫婦の想い出旅行はユーモアに溢れ
幸せで楽しいものであるだけに
とても切なく悲しい


名優二人によって演じられたこの映画
人生の週末期を迎えた人生の在り方について
再度考えさせられました
年を取ることは誰にでも訪れること
避けられない老いを週末をどう迎えるか
答えは出ない
それでもこの上ない幸せがそこには見える
後悔のないように生きてゆきたい
そう思わせてくれる悲しくも素敵な映画でした

オンライン試写会にて
Ayahana

Ayahanaの感想・評価

3.5
認知症と末期ガン、今の老後、人生の終焉のテーマを夫婦が抱えて旅に出るロードムービー。キャンピングカーで走る景色が素晴らしい。ドナルドサザーランドとヘレンミレンの演技が素晴らしい。失って行く思い出、美しい思い出をスライドで見るシーンが美しい。人生そのものがロードムービーのようなものなのかも。