テルマのもかのネタバレレビュー・内容・結末

79点

やりたい事はわかるんだけど、腑に落ちない箇所があるから、惜しい。。
「わたしは最悪」が素晴らしすぎて、この映画も観てみた。
カルトっぽさもあれば、レズビアンにの恋愛ものかと思えば、親への復讐劇でもある。

ファーストカットは、鹿狩りに来た父と娘、そし鹿ではなく娘を撃ち殺そうとする父親。
何が始まるのかワクワクさせられた。

残念なのは、毒親とは言い難い毒親な父親。
自由にしてもらえない娘の気持ちもわかるけど、自分が親だったら、父親のようになるのもわかる。
娘が、愛息子を殺した殺人者でもあり、
とんでもない能力を持ってしまった娘にこれ以上罪を被せたくないのもわかる。

だから、強い薬を使う、行いを監視する、過保護すぎるくらい毎日電話する、それくらいのことは、普通だと思ってしまった。

そんな父親を、生きたまま火葬して殺してしまうのは、本当に残虐的だった。