B級怪獣エイガ

ランペイジ 巨獣大乱闘のB級怪獣エイガのネタバレレビュー・内容・結末

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

初っ端から最高だった。予告に出てる3体以外は出ないと思ってたから尚更。『ネズミ×宇宙』の組み合わせが最高で、ネズミのデザインと大きさが絶妙に怖くてあそこのシーンのスピオフが見たいくらい良かった。普通に怖かったしドキドキした。エイリアンを彷彿とさせる良さ。というかここのシーン、2017年公開ジェイク・ギレンホール主演の『ライフ』とシチュエーション似てて『ライフのその後が見たい!』と言っていた自分にとってはまさにその後をガッツリ見せてくれたような映画でそこも最高。実質ライフの続編。

そしてなんと、そこからダレることなく【ずっと楽しかった】のだ。

いきなりクライマックスあたりの話をすると、まず電波で3体が呼び集まるシーンがトランスフォーマー1作目の『スタースクリーム出動。』『バリケード参上。』『ボーンクラッシャー!』と次々にディセプティコンメンバーが集まるシーンを彷彿とさせる【最高ワクワク演出】でぶち上がった。

そしてワニ。ワニの登場シーンのググーッとカメラ回って~からの~【逆光ワニ咆哮!!】カメラワークが完璧すぎて超かっこよかった。
登場シーンだと森を疾走する巨大なオオカミも『なんかおるよ?(ニヤ~)なんかヤバいのおるよぉ!?(ニヤニヤ~)』な感じが超よかった。大物感出して登場した兵士を思いっきり食い殺したところも良かった。

3体が仲良く目的地に向かうシーンは前のめりになった。逃げ遅れた市民が細かくゴミのように死んでいく中、巨大な奴らがそれぞれ街を壊して走っていく画がホンマに最高。逃げ惑う市民の細かい描写の手が込んでいて素晴らしい。ブルーレイ買って1人1人の市民の死をチェックし噛み締めたい。

また『死』といえばクズ姉弟の死に方がマジ最高で笑った。まずお姉ちゃんのシーンは『なんで食うと思ったwww投げる可能性のが高い気がするがw』とツッコミながら拍手。そして弟のところがホント最高で、潰れたあとにガラスに付く血の描写が完全にB級映画のソレで笑った。あの血の飛び散り方シャークネードとかで見たぞ!!

そしてついに始まる【巨獣大乱闘】ここがまた最高。何が最高って、ドゥウェインジョンソン。もうモンハンのナルガクルガやハプルボッカ、ラオシャンロン戦を想起させるバチバチの【モンハン画】【アガる】。画角目一杯を使った巨大な生き物の殴り合い。その中に映る【小さな巨人】【筋肉の塊】。マジで最高。ドゥウェインジョンソンあまりにも凄くて笑っちゃう。またビルが倒れたところのガラスを使った下から覗く目の上を走る画など技巧派なシーンも混ぜ込み超楽しい。それにしても『急所外れた。』で走り続けるの流石にワロタ。強スギィ!!
その強さもあるのか冒頭出てきたドゥウェインに気がある『ユニーク髪色女』と『ビビり男』の物理的に弱そうなキャラがガッツリ途中退場なのもジワジワくる。

そんな2人が途中退場の中まさかの活躍を見せるあの男。あの男の【銃の引っ下げる位置・角度】と【銃のデザイン】、彼のたたずまいがほんとにカウボーイみたいで良かった。

正直期待がそこまでだったため(B級モンスターのdvd借りて何となく見るくらいのテンションで行ったため)か超楽しめて、不満1個も無いし大満足。続編希望すぎる。宇宙船で取り出したあの感染のやつまだ何個か残っててあのケースは大気摩擦にも耐えられるらしいので続編に使えるし、あの原寸大ネズミちゃん、軍に流れで渡しちゃったあのネズミちゃん、何かあるとしか思えないし、ホンマに続編希望!!!待ってるぜ!!