新たなシカゴのリーダーとなったイブリン(ナオミ・ワッツ)は壁を閉鎖するが、トリス(シェイリーン・ウッドリー)やフォー(テオ・ジェームズ)たちは壁を越え、進んだ技術を持つ遺伝子繁栄推進局にたどり着く。実はシカゴは、その局長デイヴィッド(ジェフ・ダニエルズ)の実験場で、彼は純潔遺伝子だけを残そうと考えていた。
シリーズ3作目にして、結果的に完結編になった作品。
近未来的な映像はワクワク感があるし、壮大な空間描写は魅力的だったけど、ストーリーの薄っぺらさはしっかり継承。
特に、ドラえもん的な兵器の数々は思わず笑ってしまうほどだ。
記憶消去とか見えない壁とかドローンとか。まるで、昔の007を観ているような気分になった。
そして、マイルズ・テラーはまたもや「インディジョーンズ」に必ず出てきそうな憎めない裏切り者キャラ。それにしても、ジェフ・ダニエルズもナオミ・ワッツもビル・スカルスガルドも、人物設定が乱暴だよなー。
このシリーズは処刑したり、裏切ったり、騙したりの応酬なんだけど、人間はそこまで愚かじゃないよと言いたくなる。