まーさん

検察側の罪人のまーさんのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
4.0
検察官ってすごい世界だな。罪人(と思わしき者も含む)に対して、真っ向から取り調べをしていく。国家公務員であり検察庁であり、だけどメンタルがすり減らされて寿命が縮みそうだ。

【きっかけ】
なんかのバラエティで、二宮が酒向芳にブチギレてるシーンがやってて、それに興味が湧いた。

【見どころ】
◯演技がすごい
酒向芳と二宮の取り調べの演技がすごい。マシンガンのように立て続けに松倉を罵倒する沖野(二宮和也)。狂ったように「ママー!ママー!」と叫ぶ松倉。このシーンだけでも一見の価値ある。

【雑観】
◯3章がおかしい
そもそも章で分ける必要あったの?と思った。しかも、3章だけ別の監督が作ったの?というレベルで違和感。

それまで硬派な感じできてたのに、なぜか芸術感を入れようとして変な感じになってる。例えば、丹野議員の葬儀の謎の踊り手集団とか。橘(吉高由里子)との事後シーンとか→いや、あんなふうにならないだろ!とツッコミたくなる。


【概要】
老夫婦の殺害事件が発生。その容疑者として現れたのが松倉(酒向芳)という男。検事の最上(木村拓哉)は彼を長年探していた。

最上としては彼をなんとしてでも殺人事件の加害者として死刑にしたい。しかし、その直後に本当の加害者が発見されてしまう。

私欲のために過去の因縁を果たすことと、職業倫理を遵守し真実を追求することと、どちらが大事なのか…。
まーさん

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