たいしー

検察側の罪人のたいしーのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
3.7
木村拓哉の伸びしろ。

迫真の演技が凄い。
木村拓哉のキムタク感を隠した演技。
二宮和也の尋問シーン。
吉高由里子の挙動。
酒向芳のモンスター感。

[罪を洗い流してくれる雨。。そんなのないからね。]
冒頭の最上のセリフと、後半の展開。
スタンダードではあるけどしびれる。

最上が松倉と32年(たしか)繋がった場面や、沖野と橘に感づかれた後の最上なんかは、今までの木村拓哉像とはかけ離れて、また一段木村拓哉のステージが上がった感じがしました。

松倉のあの異常性をここまでモンスターに仕上げた酒向芳の演技はとんでもないです。

あとは、地味に松重豊が渋区良い役です。

ストーリーは事件の展開があっけなさや、最後悪役をどうするかと言うところでの解決のしてなさ。
所々出てくる細かいディテールのが散漫すぎるけど、作品としては楽しめるようになってます。
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