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ミスター・ガラスのMATAOのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
3.6
『アンブレイカブル』シリーズ3作目です。
ヒーロー作品が溢れる中、ヒーローとは何かを暗に問いかけるシャラマン流のヒーロー映画でした。前2作の皆さんが役者もそのまま一堂に会するのは嬉しいですね。
ケイシーとケヴィンたち群れとのやり取りは、ストックホルム症候群的側面はあるものの胸熱でした。

しかし、デヴィッドはあのような結末を迎える必要があったのか、疑問が残ります。
あの組織は一体なんだったのか。秩序を保つためというなら、デヴィッドの存在意義もそこにあったように思います。
そして、ミスターガラスは超人的な存在ではなく、単に頭の回転が早い人のような気もします。

もやもやした点をいくつか抱えつつ、ヒーローは何の引き継ぎもないまま次世代へと交代していくのでした。
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