コマミー

ミスター・ガラスのコマミーのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
4.0
【彼らは、真のヒーローなのか?】

※「ミスター・ガラス」からのレビューで、申し訳ありません!ですが、前作である、[アンブレイカブル]、[スプリット]は鑑賞済みですので、またいずれレビューさせて下さい!では、参ります↓


[M・ナイト・シャマラン]作品の中で、シャマランが一番力入れている作品は、この三つの[ヒーロー映画]であろう。
人間の中にある、異なる[超能力]たるものを持ち、三人の男がヒーローとしての[道を切り開く]という作品なのだ。

前作である[アンブレイカブル]、[スプリット]に登場したヒーローたちを集結させ、彼らが本当に[「ヒーローと言えるべき存在なのか?」]を定義した作品が、この[ミスター・ガラス]である。

タイトルにある、ミスター・ガラス、デイヴィド、そしてケヴィンを筆頭に様々な人格を持つ男。彼らが並ぶことで、[どうゆう変化が訪れるのか。]それらを、解明していく物語なのである。
自分は本作を観て、感じたものが一つあった。[敵同士が交わる事]が稀である、今までのヒーロー映画が、現在はマーベルやDCを筆頭に変わってきている。そんなヒーロー映画の変化を、この作品は適応できている。そして僕は思った…。

「これが、現代のヒーロー映画なんだ」
と。

観客の興奮を小規模ながらも、掴んできているように見えた。シャマランが抱いてきた、[能力・超常現象]に対する執念があったからこそ、このシャマランのヒーロー映画が誕生したのだ。そこに、[シックス・センス]のような[涙を誘うホラー]を融合させると…


化学反応か何かで、物凄い[クールなヒーロー]が誕生していたのだと、僕は一瞬、楽しい夢を観ているような感情に浸ることが出来た。


彼らは本当に、僕の中では、[最高のヒーロー]だった……。
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