FREDDY

死霊館のシスターのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

大ヒットホラー「死霊館」シリーズの始まりの物語を描いたホラー作品ということで。印象としては、修道女アイリーンを演じたタイッサ・ファーミガやバーク神父を演じたデミアン・ビチルなどといったキャスト陣は魅力的でしたし、演技に関しても悪い印象はない。そして、ルーマニアの修道院で起きた事件の真相を探るべく教会から派遣された、バーク神父と修道女アイリーン、ジョナ・ブロケが演じるフレンチーらを軸に描かれる物語は、『死霊館 エンフィールド事件』に登場した悪魔のシスター「ヴァラク」のルーツに迫る前日譚ということで興味を惹かれましたし、どのような展開を見せるのかが気になり最後まで目が離せずにいたことは確かなのだが、正直に言ってしまえば、"それなり"といったところ。ボニー・アーロンズが演じるヴァラクは目に残るものがあり、決して悪いものではないですし、発想やアイデアも随所に見受けられ、古典的なホラーの中にも真新しさは感じられたのだが、本作はリアリティに欠けた展開や演出、アドベンチャー要素がわりと強めなので、ホラー映画というよりは"ホラーゲーム"という印象ですね。これはこれで全然アリだとは思いますし、最後まで楽しめることは間違いはないのだが、個人的には求めていたものとは違ったので少々肩透かしを食らった感が。ただ、緊張感を煽られるような音楽や雰囲気は好きですけどね。
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