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今夜、ロマンス劇場でのめるのネタバレレビュー・内容・結末

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画から登場人物が出てくるという面白い設定の作品。ラストシーンの前の病室での2人のやりとりはとても良かったし、なにより綾瀬はるかが終始すごく可愛いです!

しかし気になるところもありました…
ここから素直に思ったこと書くので、この映画のファンの方は見ないほうがいいと思います。(気分を害してしまうかもしれませんので…)

映画のラストについてですが、タイタニックのラストシーンはオマージュしてほしくなかったです…

ジャックとローズはたった数日で永遠に引き離されてしまったのに。駆け落ちするとまで決めて命をかけて愛し、想い合っていたあの2人が共に過ごせた時間はたった3日ほど。でもこちらの2人は触れることができないだけで、何十年も共に笑い合って共に過ごせる幸せを噛み締めて一緒に生きられたんですよね?好きな相手に触れられないことより、好きな相手にもう二度と会えない・話すことすらできない方が辛いと思うからこそ、タイタニックのラストの演出を使われるのはちょっと…

そして、あのシーンはあの日タイタニックで亡くなった人しかあの場にいないのであって、主役2人に関わった人全員が出てきてるわけではないんです。なのでタイタニックのラストシーンは色々な角度からたくさんの特別な意味を持つものなのでオマージュしてほしくなかったです。

タイタニックさえ出さなかったらこちらの作品にもう少し感動したと思います。私の中では、タイタニックの感動のラストをオマージュすることで「人生を共に歩めるけど触れることはできない≒二度と会うことすらできない」の重さを自然と比較してしまう要因になってしまい、鑑賞後複雑な気持ちになってしまいました…
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