このレビューはネタバレを含みます
世界感や色彩観は観ていて楽しかった。
ハンカチで手を繋いだりガラス越しにキスするシーンは、甘く切なく可愛らしかった。
でも細かいところが凄く気になっちゃって…
劇中劇のシーンは特に粗があっても仕方ないとは思うんだけど……
いちばん惜しいと思ったのは、
終盤に健司が息を引き取るシーン。最初に手を握ったのは、良い。でも、いつ消えてしまうかわからない状態で、肌に触れた手を一回離してしまったことに違和感があって仕方なかった…
個人的には「やっと触れられた!もう消えるまで絶対にこの手を離さない!」っていう強い心の描写が欲しかった…だって、触れられるのは最初で最期なのに……
ラストはそれこそララランド的な感じで、健司が綴った“幸せなエンド”が流れるのだけど……うーん……
ちょっと私の中で求めるものが多過ぎたのかもしれない。苦笑