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今夜、ロマンス劇場での月のレビュー・感想・評価

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)
3.7
大切な人と触れ合えない。
一緒に景色を楽しめない。
ずっと側に居られない。

有り得ないファンタジーのはずなのに、こんな状況だからこそ共感できてしまう。


理不尽に縛られながらも愛を一途に全うする彼ら。可哀想と言えばそれまでだが、それ以上に羨望が圧倒する。

どんな状況にあっても、その人を一番に想えることこそが愛。
当たり前に聞こえるかもしれないが、実は最も本質的、かつ難しい定義なのではなかろうか、と彼らを見て思わされた。


所詮これはファンタジー映画、と単に現実から切り離すのは勿体ない。
白黒で味気ないように思える世界も、愛さえあれば、少しカラフルに想えてくるかもしれない。
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