これだよこれ! これぞニコラス・ケイジの有効活用! ニコらしさ爆発だヨ!
この映画はニコラス・ケイジを楽しむだけの映画です。以上ッ! この先は読まなくてよしッ!
いちおう映画のことをお伝えしますね。
ある日急になんの前触れもなく、きっかけも理由もわからないけど、自分の子どもを手にかける事件が各地で勃発。すべての親が愛する我が子を56したい、56したくて仕方ない衝動に駆られ襲いかかる。
けっこうな地獄絵図だよ。子どもたちの驚く顔が胸を打つよ。恐ろしいよぉ。
ゴア描写は控えめだけど、我が子を襲う親の嬉々とした表情ばちくそヤバイよ。怖いよぉ。
冒頭の衝撃的なシーンから最後まで駆け抜けるバイオレンスが凄まじいよ。
「ママとパパは、世界の何よりもあなたたちを愛してる」
「でもパパたちは……時々だけど、なぜか、無性ぅぅぅに、お前たちを!!!」
ラストシーンの台詞。たぶん、これがこの映画のすべて。我が子に対するあふれる愛の量を、子育てのストレスが上回ったら? という発想から監督は、親へのインタビューを重ねてリアリティを追求したに違いない。伝わってくるよぉ。
なのだけど、ユーモアも忘れないのがこの映画のいいところ。
・フランス映画みたいなオープニング
・修羅場に流れるのどかでポップなミュージック
・パンツ一丁ガンマン
・子殺しという目的のために改善される夫婦仲
・空飛ぶババァ
などなど。
でもやっぱ最高なのが色とりどりのニコラス・ケイジなのよ。
だんしんぐにこ
おぱーいぐるぐるにこ
はんまーにこ
やんでるにこ
なきむしにこ
ばんのうのこにこ
さいこにこ
にこさいこー😍
凝ったカメラワークや効果的なテレビノイズ、追う者がいつの間にか……など演出やシナリオにクオリティの高さもある。
でも親たちがイカれる原因も説明しないし、ラストもちゃんとオチてない。人によっては
でもニコ百景見られるだけで★4つなのよ。
『マッシブ・タレント』を観に行くつもりの方は、ぜひこの映画で予習しよう♪