年老いた作家が自分の誕生日に元カノ、元セフレたち、元妻たち合計7人を集めてパーティーするって話。
なんじゃそりゃ！？って感じだがイヤミはなく、むしろへんな多幸感がある。まぁまぁ面白い。この映画もやっぱり湖畔。

長年対立していた息子に木の棒で散歩中にぶん殴られるとこ、すげー面白い。同じテーマでもベルイマンの『秋のソナタ』みたいな、心理劇、口論中心にはならず、木の棒一発ぶん殴るのみ！　これ重要。

息子と仲直りするシーンの湖畔の波紋は凄いよ。
しかも二人の足元は映さないようにフレーミングされており、二人のシルエットと背景の波紋しか画面には映っておらず、異様な浮遊感がある。
あのカットは忘れられないね。