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マイティ・ソー バトルロイヤルのvilljobbaのレビュー・感想・評価

4.0
コメディとアクションに全振りしてます。
良い意味で対象年齢が大幅に引き下げられたマーベル作品!

北欧大好きマンの私にとって、北欧神話が元ネタのソーシリーズでラグナロクの題を冠するというのは脳汁ダラダラの興奮材料。
そして、見事しっかりとラグナロクしてくれた。名前だけじゃなかった。世界の終末を見せてくれてありがとう。

マーベルはズルい。今まで膨大な数の前作があるものだから、1作品くらいコメディに偏らせても問題ないし、その中でキャラクターがしっかりと育成されてきている。
イメチェンしたソーの脳筋感、ロキのアホ可愛い振る舞い、それらがしっかりとギャグに活きていて、最高のコメディになっている。神様(笑)って感じの残念な感じもおもしろい。神様じゃないけど。
劇場内はクスクス笑いで満ちていた。私も思わず声に出して笑ってしまう場面がいくつか。

さらに、新キャラとして堂々の貫録を放っていたヘラ様が最高。跪きたい。今のところ映画史上No.1女王様です。
もうちょっと演技が下手でもうちょっと予算が少なかったら恥ずかしいB級感とコスプレ感が漂うに違いないクサい演出の女王様。踏みつけられたい。
髪型も、その代わりの謎ヘルメットも、カッコ良かった。
そして彼女の正体がケイトブランシェットだったとEDで知る……マジかよ……
最近まで観てたロードオブザリングではエルフの女王だったのに……

また、アクションもGOOD。
その濃度がとても高い。ほとんどアクション戦闘シーンと、その合間のギャグだけで映画が構成されている。
終盤の、ジャンプ漫画の主人公のようなソーの〇〇は、私の少年の心に火をつけてくれました。カッコイイ!

最後のラグナロクシーンも含め、映像美も良かった。ガーディアンズオブギャラクシーのようなスペースオペラ感の漂う中盤のシーンなんかも、ストーリーと直接関係ないはずなのに美しくおもしろい。

ひとつだけ悲しいのは、移民の歌を予告編に使ってしまったこと。本編でいきなり流してくれたら素晴らしいサプライズで大興奮したのに……
あと、アズガルド人口少なすぎない?


はぁ…筋トレしなきゃ
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