ユカートマン

さらば青春の光のユカートマンのレビュー・感想・評価

さらば青春の光(1979年製作の映画)
4.0
The Whoというバンドの四重人格というロックオペラ仕上げのアルバムが原作。知ってる曲は少ないが、天才マジキチドラマーが夭折し、次の世代に強烈な影響を与えた、とにかく偉大なバンドということだけは知っている。

観始めは主人公がArctic MonkeysのAlex Turnerにそっくりで全く集中できなかったがMy Gnerationが流れてテンションぶち上がり。日本だったら DQNという一言でそっけなく片付けられる人間が、イギリスだとロッカー、モッズ、パンクス、スキンズなど細かく分類され、どのジャンルもファッションや音楽と密接な関係であることから、こうやって世界中の人間から崇拝される。日本やロシアの DQNファッション(キティちゃんのサンダル等)が世界中を風靡するなんて考えられないし、イギリス人として生まれることがいかにお得なことがお分かりいただけるだろうか。去年ドラゲナイの影響でモッズコートの売り上げが著しく下がるという悲報を耳にしたが、この映画の中で本物のモッズたちが着ていたコートの着こなしを観てもらいたい。「トレインスポッティング」、「This is England」そして「さらば青春の光」。イギリス最高か。

今度イギリスに旅行に行くときは絶対ブライトンまで足を伸ばそうと思う。観終わった後、フレッドペリーのホームページをチェックすること間違い無し。
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