Arakawai

ロダン カミーユと永遠のアトリエのArakawaiのレビュー・感想・評価

2.8
19世紀末パリが自分の大学と院時代の専攻だったのでかなり胸熱な気持ちで観たからか、少し残念。芸術と愛と苦悩というありきたりな(けど、自分の日常に入れたら絶対ダメなやつ)要素で、期待を超えるのは難しいかも。同じ監督なら、ポネットのほうがずっといい。

少しだけ出てくる日本とのかかわりと、私の大好きなセザンヌのメンタル弱げなシーンは好き。

でも実際のロダンとカミーユの愛と苦悩は、もっと地味で、さらに感傷的で、図太く節操なかったと思うよ。ジェンダー問わず、精神を病まされたら、負け。
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