何ということはない、じいさんが亡くなって親戚一同が集まってお葬式をあげるだけなんだけど、それぞれの「煩わしさ」がひしひしと伝わってくる。リアル。バタバタ感。不思議な共感。
誰しも身に覚えのある感覚がここにはあるはず。
初めて親戚の葬式に参加した時の、人の死ってことのよくわからなさとか。
祖父母が何十年も住んだボロボロの家を引っ越すとき、近い親戚みんなで写真を撮った。当時は煩わしかったし恥ずかしさもあったけど、今では撮って良かったなって思うし唯一の写真。だからあのシーンの感情はとても理解できた。
所々の小ネタも効いてるし、パンチラもあるし、非常によくできた映画やなぁと思いましたまる