特売小説

写真甲子園 0.5秒の夏の特売小説のレビュー・感想・評価

写真甲子園 0.5秒の夏(2017年製作の映画)
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東京代表に選出されるのが初出場の進学校の即席チーム、なんだけれどもその設定が生きたと思える場面には終ぞ出会えず。

或いはまた。

その学校の顧問が、北海道で行われる本戦の三日目に、生徒たちが自ら撮りたい主題を見付けた、という旨の台詞を喋るんだけれどもその前後に葛藤や脱皮、開眼を印象付けるエピソードが用意されていない。

という具合に。

不自然な説明台詞と説得力のない展開と、モチーフの特異性に頼り切った場面を前後の文脈を無視して挿し込む適当な作りとが目立つ酷い出来栄え。

それっぽさを狙って大失敗しているようにしか見えませんでした、と。
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