クランプのキャラクターデザインが基本的に苦手なので、テレビシリーズは敬遠してたんだよな。何話かは観たんだけど。
今回、総集編に纏まったので観てみたが、思った程キャラに抵抗感無かったな。学園生活のくだりが減ったからかもしれない。
何より総集編特有の説明臭さや、端折り過ぎて意味不明になる等の失敗が無かったのが嬉しい。三部作の序章としてはかなり巧く纏まったのではないでしょうか。
ブリタニア帝国に占領された日本、抵抗する国内ゲリラ。
ブリタニアの王子ルルーシュは“ギアス”の力を手に入れ、ゼロとして日本の独立運動の側につき戦争を牽引する。
ヒトガタのロボット“ナイトメアフレーム”で戦う世界。
敵方ブリタニアの最強ナイトメアフレーム“ランスロット”に載るのはルルーシュの親友スザクだった…
までが今作の大体の内容。
単純に昨今では不作なロボットものアニメだけど、老舗のサンライズの劇場用作品はありがたいね。
アンチヒーローとしてのルルーシュは嫌いじゃない。相手を言いなりにするギアスはチート能力だと思うが、1回しか使えないとか直接目を観ないと使えないとか制約があるのが巧い設定だよな。
一方でバイオレンス描写は中々だと思う。個人的に抵抗は無いのだが、昨今の映画表現としては割と過激な部類に入ると思う。改めてビックリした。
このご時勢でよくココまでやるよと感心する。でもコレが無いとルルーシュの性格付けができないもんな。
とりあえず1作目としては超合格だと思う。2,3作目も期待。
