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バーフバリ 王の凱旋のきのレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
4.2
あまりにも面白い。
怒涛の衝撃に、鑑賞直後は何から感想を語ればいいのか、頭が追いつきませんでした。

泣ける映画が見たい?
笑える映画が見たい?
胸熱バトルが見たい?
綺麗な女優さんが見たい?
王道な勧善懲悪が好き?
カッコいい映画が好き?
全員バーフバリを見れば万事OK!
これを見ないで今、他に何を見る?!

1の時点で物凄い熱量を持った作品だったのに、本作はそれを引き継ぎより熱く、むしろ爆発する勢いで殴りかかって来た。
こんなに面白くて良いの?と言いたくなるが、良いんですね!映画って本当に楽しいと素直に思わせてくれる作品。
とてつもなくハチャメチャで、時折挟む笑いもまあ上手い。
正直あんまり笑えない笑いを息抜きに挟んでくる映画は退屈で子供騙しに感じてしまうのですが、本作は老若男女問わず笑える(と思う)シュールな胸熱ギャグ(笑)が光っていて素晴らしいバランスに仕上がっているように感じる。
前作でも思いましたが、「インド版男塾」という感じがしっくり来ると思います。何でこんなにハチャメチャなのにカッコイイんだ!ズルい!

それと本作に限らず言えば、インド映画はまだ数えるくらいしか観れてないけど、どの作品も女優が兎に角美しい。
個人的にガリガリ女性が苦手なので、インド女優の程よく肉付きしてて筋肉もうっすらついていて顔立ちもはっきりしてて可愛くてかっこよくて綺麗系なの、とても好きです。
そして本作における女性の気高さ、格好良さには感嘆するばかり。

本作には元ネタとなった神話が一応ある?ようなのですがそれは追って調べるとして、本作を鑑賞して感じた事は、これって単なる娯楽映画に留まらないな、という事。
本作の女性が気高く、肉体的にも強く、奴隷であるカッタッパが王族と信頼関係にあるという図は、インドのカースト制に対するさまざまな感情が込められている気がします。
デリケートな部分だとは思いますし、私がこれ以上口出しするような感想を言うのは何か違う気がしますので、差し控えますが、それを王族の気高き物語を通して表現するのは、また深いなと思います。

ところであんなに大泣きするとは思いませんでした。
化粧してご鑑賞なさる際はご注意を。
特に涙腺のゆるい方、予想の100倍泣けます。
き