津波 そして時間という 無慈悲な流れの中で
人が 街が 生きて 在り続ける その険しさ
時に過去に目を背け 時に自分に言い訳をして
傷跡や困難から逃げたとしても やはり今や未来は変える事など できはしないだろう
厳格な母の 決して手助けはせずに 息子の背中を押す 正しい愛情が素晴らしい
つーか この息子のダメっぷりが超リアル
キャバ嬢にボロカス言われても ウジウジ自己弁護してさ
母や このキャバ嬢の厳しさを 愛情や優しさと理解できてないまま 己を信じてしまってるとこがヤバい…
どんな大切なものも いつか必ず失われるし
人生にはどうにも諦めなければならない事があまりに多い
過去を忘れない事と 過去にケジメをつける事を
『 ≒ (ニアリーイコール)』として定義してるところに 人生の厳しさと美しさを覚えると同時に この作品の深さを感じる
語学ではなく “心意気”と“生き様”で 誰とでも繋がってしまう 夏木マリの女将さん像が なんとまぁ気高いんだか…