Saaaaa

リバー・オブ・グラスのSaaaaaのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
3.9
ある程度流れるように型にハマっている生き方をしてきた自分にただただ悶々として、 “漠然とした何者”かになりたいと思い巡らす。

承認欲求を満たしたいだとかそんな次元の話ではなく、外部からの刺激によって自分が何者であるのかを強制的に確立させるための偶発的な犯罪行為は、この場合一時的にこの女性の心に有効的である。さらには"何者”かになれている自分に対し、少しばかり陶酔しているように私は感じる。

その線を跨がずに”何者”かになろうとするにはどうしたらいいのだろうか。
Saaaaa

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