冒頭めちゃくちゃカッコいい。ストーリーの展開される世界とは違う静止画などが挿入され、それとともにナレーションが読まれることでいわゆる劇映画とは異なる人物の把握が生まれる（ドキュメンタリーっぽいとひとまず言っていいか）。最初に「私」＝コージーが丁寧に紹介されるのだから、もっとコージーに焦点の当たった作品として後半も観続けるべきだったんだろうな。
結局どこにも辿り着か／けないロードムービー。他のケリー・ライカート作品観てから、また戻ってきたい。
あと、車で男と女が荒唐無稽な悪事を働きながら逃げるという大枠はゴダールっぽくて、ゴダールも見たくなった。
