ポンコツ娘萌え萌え同盟

制服処女 ザ・えじきのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

制服処女 ザ・えじき(1986年製作の映画)
3.0
狙ったのかのように脚色性を欠いた本作は、手持ちカメラを持った一人の男子高校生のサディズム、尊厳破壊、レイプ、凶暴で溷濁とした性欲を剥き出しにした映像が大体のシーンで繰り広げられてる。
佐藤寿保にしては凝った映像表現なんてものはあまりなく粗々しい印象を受けた。

それに演技だって上手いどころか標準的でもないように感じる。ただ妙な生々しさだけをのこしていく。だがそれを狙っているかもしれない。
前述した通りあまりに脚色性を欠いた物語はインタビューとレイプで綴られていて、どちらかというと映画よりも鬼畜モノAVを見ているような感じだ。
物語を求めて見るならば間違えなく退屈。
気になる点としてはやはり撮ることだろうか。サディズムの精神を合わせて描こうとしているのか?と思いつつもイマイチ理解はできていない。

ちなみにどのシチュエーションが好きかといえばやっぱり最初の標的の女体にぐちゃぐちゃに塗りたくって油絵を映したところにインパクト受ける。美しいよりも混沌と汚さ。なのにその後にかかる曲は歓喜の歌なので脳が混乱する