98年というアメリカの時代に加えNYの街並みは雰囲気はたっぷりで、今作は飾らない等身大のラブコメディとして暖かみのあるロマンス映画だ。
メグ・ライアンはあざといレベルで可愛さをアピールしてくるが、実際効果的で非常にチャーミングだ。トム・ハンクスも憎まれ役としてコメディチックに演じてくれている。
軽いタッチなため私は苦痛になること無く最後まで視聴することは出来たが、この内容で120分は少し長過ぎるようにも思える。力を入れずにのんびり食事や何かを作業しながら見るのに適していると思う。
脚本自体もそこまで巧みな話ではないため感情を揺さぶられる事はないし、ラストは私にはちょっと理解し難い結末だった。
現代だと少し怖いレベルだと思うし半分騙していた事になるだろう。
まぁしかし考えてみれば98年という時代を考えると前衛的だったのかもしれない。
総評としては、賞味期限の短いラブコメディといった内容で現代だと通用しないかな?といった内容だった。主演の2人を愛でる作品だろう。