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ユー・ガット・メールのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)
3.3
ノーラ・エフロン監督、トム・ハンクスとメグ・ライアン主演「めぐり逢えたら」のスタッフが再び顔を合わせたロマンティック・コメディ。
エルンスト・ルビッチ監督の「街角   桃色の店」(まちかど ピンクのみせ、The Shop Around the Corner)のリメイクで、「手紙」の設定が現代風に「メール」に置き換えられている。
原題:You've Got Mail (1998)

ニューヨークで、亡き母の代から続く絵本専門店「街角の小さな本屋さん」を経営しているキャスリーン(メグ・ライアン)は、同棲している恋人フランク(グレッグ・キニア)がいるのに、見ず知らずのメール相手「NY152」が好きになる。
カフェを併設した大型書店「フォックス・ブックス」の御曹司ジョー(トム・ハンクス)も、恋人パトリシア(パーカー・ポージー)がいるのに、見ず知らずのメール相手「Shopgirl」が好きになる。
キャスリーンの店のすぐ側に、ジョーの大型書店が開店。
どんどん客が奪われるキャスリーンと客を奪い取るジョーは、お互いがメール相手だとは気づかないないまま、実生活では商売敵として喧嘩ばかり。
でも、家に帰れば「Shopgirl」と「NY152」として、メールを通じてますます惹かれ合っていき、やがて、会うことに…。

「生まれて初めて言いたいことをズバッと言えたわ。でも、あなたが言った通り、その後味の悪さったら!」

「ビジネスにも"心"は大切なはずよ」

「約束を破ったことは許すのに、僕の小さな罪は許せない?」

"脳ミソの代わりに計算機"・"ハートの代わりに収支表"のビジネス男に、少し都合よすぎる脚本になっている気がする(如何にもアメリカ的)。
メグ・ライアンは魅力的だが、作品の完成度は、前作「めぐり逢えたら」には及ばない。
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