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ゴールデン・リバーのhisaukのレビュー・感想・評価

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)
3.7
ゴールドラッシュ時代のアメリカ。
殺し屋の兄弟シスターズ・ブラザーズのイーライとチャーリー。
提督の命令により連絡係のモリスの情報を基にワームを追う。

全く前情報も無くキャストに惹かれ、アマプラのウォッチリストに入れたまま、配信終了間近となり慌てて鑑賞。

西部劇かと思ったら違った。
殺し屋らしく激しい撃ち合いのシーンはある。
しかし、全く違う4人の男達が金をきっかけに惹かれ合い、打ち解けていく。

追われる者が追う者たちと不思議な友情?の様な関係に。

シスターズ・ブラザーズの2人は殺し屋として生きて来たが、実は温厚で繊細な部分があるイーライが生き方を変えたいと言う思いがひしひしと伝わる。
歯をきごちなく磨くシーンが可愛らしい。
また、粗野で飲んだくれのチャーリー、殺し屋としてしか生きられない彼の変わっていく姿が良い。

魅力溢れたワームにモリスが惹かれていく姿は情報係として縛られた生き方をしてきた辛さから解放された様に生き生きとしていた。

とても豪華なキャストであり、それぞれがいい味を出していたと思う。

ラストシーンはとても意外だった。

ジャック・オーディアール監督作品
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