まめだいふく

デッドタイム・ストーリー/おとぎ話は血の匂いのまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 「ハッピーエンドは嫌いだよ」

 なかなか寝付かないブライアン坊やに、マイク伯父さんが3つの怖いおとぎ話を話して聞かせる。
 タイトルは、子供を寝かしつける時にベッド脇で親が読んで聞かせるおとぎ話『ベッドタイム・ストーリー』をもじったもの。
 本作はマイク伯父さんの語る3つのストーリーをオムニバス形式で描くホラーとなっているけれど、まあ、ホラーテイストのコメディといった方が正しいかも。それほど、どの話もぶっ飛んでる。

 第1話は、死んだ姉をよみがえらせる秘薬を作る魔女のお話。
 魔女の白骨死体に欠陥やらピーエンドは嫌いだよ」

 なかなか寝付かないブライアン坊やに、マイク伯父さんが3つの怖いおとぎ話を話して聞かせる。
 タイトルは、子供を寝かしつける時にベッド脇で親が読んで聞かせるおとぎ話『ベッドタイム・ストーリー』をもじったもの。
 本作はマイク伯父さんの語る3つのストーリーをオムニバス形式で描くホラーとなっているけれど、まあ、ホラーテイストのコメディといった方が正しいかも。それほど、どの話もぶっ飛んでる。美女ありエロありグロありで、子供に聞かせる話じゃない。

 第1話は、死んだ姉をよみがえらせる秘薬を作る魔女のお話。
 魔女の白骨死体に血管やら筋繊維やらがミミズのように動き回って絡まっていき、徐々に肉体が復活していく様がグロ度MAX! CG技術なんてほぼない時代に、よくここまで作れたものだと感心。

 第2話は、エロ女子高生となった赤ずきんちゃんのお話。
 満月ではなく、ドラッグの禁断症状でオオカミ化する狼男など、キャラクターのインパクトは強烈なのだけど、ストーリーは特に盛り上がらなかったのが残念。

 第3話は、殺人狂一家とサイコキラー超能力少女のお話。
 個人的にはこの話が一番狂っててお気に入り。特に陽気さと狂気さの両方を兼ね備えたサイコキラー超能力少女ゴルディ・ロックスのインパクトは絶大。この話だけ長編化して独立した一本の映画にしてほしいと思ったくらい。

 とりあえず、即興でこんな話を3つも作れちゃうマイク伯父さんが凄い。作家か脚本家になればいいのに。

 「その後 みんな不幸に暮らしたとさ」
まめだいふく

まめだいふく