ヴェノム2作目の予習のため鑑賞。
いやそりゃバレるわと誰でも分かる潜入捜査や最悪自己中上司のヴィランなどツッコミ所は満載であるものの、ある種のしょうもなさがこの映画のカラーでもある。
見どころはやはり恋人に見捨てられたヒモ男と落ちこぼれエイリアンのかけ合いだ。
ヴェノムは生存本能に正直なだけで悪ではないし、問題はその宿主の倫理観に依る。
当のエディは自己愛が強いがはっきりと悪を憎んでいて、ヴェノムはそれに共感する。
アクションは夜の街を駆けるカーチェイスが良かった。ヴェノムの能力もフル活用していて見応えがある。
各キャラクター同士の対立構造が甘くカタルシスが弱いのは残念。
ちょうど良い浅さでサッと見れる作品。