出版社で働き始めたソンが社長の愛人と間違えられたことから起こる騒動をユーモラスに綴った話。
ホン・サンス監督の2本目。
またキム・ミニ演じる主人公が上司との愛人関係を疑われ職を追われる話でとにかく不憫だなと思ったけど、実際にこの2人は不倫関係だったらしいのでいいのかな笑
"クレアのカメラ"同様に多くを語らず、表情の機微、微妙に変化する人間関係の距離感、絶妙な言葉選びなどで、単調になりそうだけどならない塩梅が絶妙だった。あえてモノクロで描いたことで深みが増していた。
時間軸を少しずらす演出はインパクトがあったけどやりすぎすバランスが良かった。
ホン・サンス監督は別の作品も観たいけど、不倫シリーズはもうお腹いっぱい。
