それからの作品情報・感想・評価・動画配信

「それから」に投稿された感想・評価

ヒカリ

ヒカリの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

子供のために人生を諦める、最後はちょっと悲しかった。

浮気をバレてないと思っている父に「社長って呼ばせてる従業員にしか相手にしてもらえないのか。もっといい女の人と浮気できないのか」って説教したのを思い出した。
miku

mikuの感想・評価

-
公私混同で従業員を突如クビにしたり、自分が酷い目に合わせた女のことをいとも簡単に忘れてしまったりする男のキモさ。キッモ。すっかり忘れて同じ話を繰り返すし、相手のパーソナルな部分にばっちり触れちゃう質問はハラスメントの域に達していて、キモいです。ここまでキモいと本当に面白いよね。勘違いで社長の妻にぶん殴られるキムミニが可哀想でならないが、世の中から見た制裁でも与えたつもりなの?あなたが一番公私混同でやっぱりキモいホンサンス。悪口ばっかり言ってるけど好きだよ。
chiyo

chiyoの感想・評価

4.0
2022/9/8
批評家ボンワンが社長を務める小さな出版社で働く、ボンワンと不倫関係にあるチャンスクと、辞めた彼女の後任となるアルム。前者はキム・セビョク、後者はキム・ミニが演じる。そして、時間軸が微妙に入れ替わっているため、始めは二人が同時に働いているのかと思うけれど、だんだんと状況が分かってくる。そんな中で起こるのが、ボンワンの妻の事務所への突撃。アルムが気の毒でならないものの、「図々しい」を意味する韓国語が小気味よく、修羅場なのに何ともコミカル。これは、後のアルムからチャンスクへの発言でも同じ。と同時に、ホン・サンス監督はよくキム・ミニにこんな役をやらせるなあ、という気持ちが無きにしも非ず。いや、逆にキム・ミニだからお願い出来るのか。諸々をすっかり忘れている、ラストのボンワンが違う意味で凄い。
shiiika鹿

shiiika鹿の感想・評価

2.8
出版社で働く女性が社長の愛人と間違えられたことから起こる騒動を美しいモノクロ映像でユーモラスにつづった人間ドラマ。

久しぶりに時間を無駄にしたな。と
自分的に男女の三角関係みたいなすれ違いが好きじゃないのでしょうがないとは思うけど、
ここまで雰囲気も無くて、ただただ日常を垂れ流してるのはないぞ〜
日常垂れ流し映画の美学も感じられなかった

あのグイッとカメラワークも違和感というか、、
ズームの仕方が、間違えて寄っちゃったのかな?と思うレベルで何を強調したいのかが読めなかった、、

終盤のタクシーのシーンはちょっと綺麗だったかな
そこは分かった
29080328

29080328の感想・評価

1.2

このレビューはネタバレを含みます

アマプラまもなく終了とのことで視聴。

来ました、苦手なホンサンス。。と思いながら見始めましたが、案の定しんどかった。

というか登場人物みんなめんどくさい。
めんどくさい人しかいない。

冒頭からキムミニ演じるアルムがめっちゃめんどくさい女の人だなーーっていう印象を与えますが、社長しかり不倫相手しかりなにこれ状態。

でも本作品ではキムミニが不倫の当事者でもないのに振り回されてて、何だかある意味新鮮。

とは言え、本作品観てもイメージは良くないので、あーやっぱりホンサンスのってこんな感じだよね、と思いました。
薄

薄の感想・評価

3.0
初のホン・サンス作品。

しょーもないおっさんを中心としたコメディと言うか何と言うか……妙な可笑しみがある映画で中々良かった。静かに淡々と進む展開は韓国映画っぽくないが、感情表現は韓国映画らしく激しい。

モノクロ映像は正直やる意味があったかのかどうかよく分からない(光の使い方は綺麗だったけど)。余計な情報(色)を排除して、登場人物の心象だけを見て欲しいという事なんだろうか。
Train

Trainの感想・評価

3.5
ホン・サンス初めて見た。不倫話なんで話そのものは興味惹かれるものではなかったが、似たような修羅場の構図の再現は面白かったし、合間合間に挟まれる哲学的な話に濱口竜介が参照したんだろう部分を発見できて何となく感慨深い気分になれた。

ただ『偶然と想像』の摩訶不思議なズームを見た後だと、その参照元のズームはあまり効果的ではないように思えた。何の意図があるのかよく分からず。

時系列バラバラタイプの作品かと思ってたら、新人社員と元愛人の顔が似てただけでそうではなかったみたい。(モノクロなので余計に顔の見分けがつかない。)
odyss

odyssの感想・評価

1.0
【それで?】

今どきわざわざモノクロで撮った韓国映画。

でも、面白くないんだな。
この映画、何がウリなんだろう。ウリが見当たらない。

小さな出版社をやって評論家としても多少知られた中年男。
その妻、不倫相手、そして不倫相手が失踪したあと雇った若い女の子。

会話が大部分なんだけど、会話が洒落ているとか、内容的に哲学的であるとか、逆にまったく無意味である(麻雀でダメなパイだけ集めると満貫になるみたいな)とか・・・いうことはないんだね。

三角関係に悩む(楽しむ?)中年男の様子を突っ込んで描いているわけでもない。
妻ある男との不倫に悩む女の悩みを突っ込んで描いているわけでもない。
そういう修羅場に偶然雇用された若い女の子の戸惑いや人生観を掘り下げているわけでもない。

だいたい、中年男は多少知られた評論家という設定なんだから、他の出版社だとか、作家や文学関係の仕事をしている人からもっとアプローチがあっていいんじゃないの? こんなにヒマそうにしているんじゃ、著名人には見えないな。

登場人物が特に美男美女というわけでもない。
キム・ミニって、私は『お嬢さん』で初めて見たけれど容姿的には中の上、くらいじゃないですか。
中年男は、偶然、私の伯父さん(父の兄。故人)に似ていた。ただし伯父さんと私はまるっきり似ていないんだが(笑)。

というわけで、ほめるところのない映画なので、点数はこの程度。

気になるのは、最後に中年男が夏目漱石の訳本をキム・ミニに渡すんだが、作品は何なのだろう。まさか『それから』・・・と思って作品サイトを見たら、『それから』だと書いてあった。(映画だけ見ていると分からないね。)
でも、『それから』とこの映画って、どこに共通点があるのだろう?
うーん・・・
彦次郎

彦次郎の感想・評価

2.8
高名な評論家にして出版社の社長ボンワンと新入社員アルムを通して男女の関係を描いたドラマ。絞られた登場人物にモノクロな世界なのが特徴的です。
妻に不倫を疑われる男が前任社員と本当に不倫していたという話。その社員とアルムを勘違いした妻が夜叉の如く狂乱して会社に乗り込む場面が噛み合わない理不尽さで印象的でした。
ボンワンという男、新入社員への距離感からして今までやらかしてきた気配が濃厚なクソ具合。更にアルムに社を辞めない様懇願した後に前任社員が出戻りすると「2人は雇えないから辞めてくれ」という身勝手さで不倫以前に経営者としてもヤバいです。アルムとは既知であった事も忘却して同じような行動パターンを取っている事から認知機能の衰えが伺えます。
監督とアルム役の女優の方が現実に不倫関係という事ですが2人以外のスタッフが如何なる心境で制作に臨んだのかが1番気になりました。
配信終了で再鑑賞。

社長の不倫のごちゃごちゃとは対照的に、美しく正しく生きようとしているアルム(キムミニ)の存在によって、コントラストのある喜劇になっていた。敬虔なキリスト教信者の社長が、妻に「悪魔」呼ばわりされて腹を立てるも、ずる賢い不倫相手にすぐに入れ知恵されているのはなんとも滑稽。対して、アルムの乗る夜のタクシーに降る雪は清らかで全てを洗い流してくれるようで美しかった。

劇中にでてきた漱石の小説『それから』の代助は、人妻に手を出し、苦悩の末に全てを捨てて愛に生きる決心をした。この小説を愛読する社長は、その代助に自身を重ね、妻や世間(社会)に対して抗っているつもりなんだろう。しょーもないですが、肩書きや名声によらず人間というものはつくづく可笑しい。。。

喜劇(笑い)は客観とフリオチが必須だけど、フィクスやモノトーンの冷静な視点と前後する時系列による因果関係の説明で、複雑だけど迷うことなく観られる構造なのは流石のホンサンス。撮影や演技は偶然性に委ねるらしいけど、大筋はかなり練ってあるんだろう。

関係ないけど、映画観てから加藤和彦「それから先のことは」を聴くとこの社長思い出しておえってなる。。。

それから先のことは、誰もわかりませんよ
>|

あなたにおすすめの記事