今回のオゾンは、正直普通だったかも。
というのもそれは全部脚本のせいなわけで、サスペンスとしてはオチが弱いし、あんまり納得いくものではなかった。
マリーヌ・ヴァクトありきだったと言えてしまう瞬間ってかなりあったが、そこら辺のB級映画の趣味が悪いだけの印象とは一線を画している。
本当は全体を綺麗に収めることができるよなこと人と思わせてくれるのが彼のいいところ。その分作家性が足りないと批判されることも多い。
ただ、ぼく個人としては彼の作品って、誇張した表現とかエログロ、同性愛の描写を含めて全てコメディーだと思っていて、コメディー的な視点で行くとこのバランス感の作品って他にはないし僕はハマってしまう。