2重螺旋の恋人の作品情報・感想・評価

2重螺旋の恋人2017年製作の映画)

L'amant double

上映日:2018年08月04日

製作国:

上映時間:107分

あらすじ

原因不明の腹痛に悩まされるクロエは、精神分析医ポールの元を訪れる。 穏やかなカウンセリングにより痛みから解放されたクロエは、ポールと恋に落ち、同居を始める。そんなある日、クロエは街でポールそっくりの男と出会う。 ルイと名乗る男はポールと双子で、しかも同じ精神分析医だという。なぜポールはルイの存在を隠しているのか?真実を突き止めるためルイの診察室に通い始めたクロエは、優しいポールと違って傲慢で…

原因不明の腹痛に悩まされるクロエは、精神分析医ポールの元を訪れる。 穏やかなカウンセリングにより痛みから解放されたクロエは、ポールと恋に落ち、同居を始める。そんなある日、クロエは街でポールそっくりの男と出会う。 ルイと名乗る男はポールと双子で、しかも同じ精神分析医だという。なぜポールはルイの存在を隠しているのか?真実を突き止めるためルイの診察室に通い始めたクロエは、優しいポールと違って傲慢で挑発的なルイに惹きつけられていく…。

「2重螺旋の恋人」に投稿された感想・評価

mrpink

mrpinkの感想・評価

4.0
双子の神秘性は様々なところで見聞きするが、本作のアプローチは極めてユニーク。フランソワ・オゾンの着想とストーリーテリングがとにかく素晴らしい。

「双子の医師」というかモチーフは、デビッド・クローネンバーグの『戦慄の絆』でも使われたが、本作と対比して観るのもまた一興。
natsumi

natsumiの感想・評価

3.9
ベッドシーンが予想以上に過激だし多くて苦手だったけど、ひぇ〜〜。フランソワオゾン、凄い… ヒッチコックのめまいのようなストーリー展開やあの螺旋階段〜 伏線だなんて思わなかった要素を回収するクライマックスが軽くホラーだった。狂ってる。現実離れしているんだけど、運命だったと言われれば納得するし怖すぎる。好き嫌いが凄い分かれているっぽい。
Rolls

Rollsの感想・評価

4.0
センセーショナルでスリリングなんだけど凄く実験的。

愛している人と見た目は瓜二つ、中身が正反対の人が現れたら?
双方に無いものを補って2人を愛すのか。

現実世界に満たされない主人公クロエは夢と現実とを行ったり来たりするが、物語が進むと共にその境界線は曖昧になってくる。監督も観ている人に委ねる、と。

自分からすると双子はやっぱりどこか不思議な存在である。
オゾンの作品は毎度テーマに惹かれてしまう。

"17歳"で華奢で繊細な少女だったマリーヌ・ヴァクトが途轍もなく魅力的な女性になっていた。もっとほかの映画でもお目にかかりたい。
MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

4.1
わお、こりゃ凄い。演出技術と脚本が嫌味なくクールに凄いことしてる。やり過ぎ感もなく、丁度いい。映画で最大限に遊び尽くしましたね、オゾンさん。

フィフティシェード〜的な展開が続く中、原音でパラサイトとかカニバルとか言ってて全然繋がらないしよく分からないなーと思いながら見てたら、ラスト、まさかそう来ますか。ありえないがやたら納得のいく流れ。全てが腑に落ちる。

先日観た『ムースの隠遁』では達観した人生観に心を打たれましたが、こんなジャンルものも上手いとは。器用すぎるオゾンに改めて脱帽です。
スリリングかつセンシュアルかつミステリアス。文字通り画面から一秒たりとも目が離せない。マリーヌヴァクトが女優を続けてくれていてよかった。それくらいに、この主人公は彼女がまさに適役だと思います。(もう彼女しか考えられない。そしてますます虜になった。あの目力。圧巻。)至る所に散りばめられたパズルのピース。それは一見すると最後には綺麗な一枚の絵が完成するようにも見えるけど、実は別のピースが混ざっていて一生完成しないかもしれない。でも、自分の想像力次第で全く新しいものがそこから生まれる可能性もある。観終わった直後、もう一回頭から観直したくなりました。それは脳内に渦巻く混乱を鎮めるためでもあるし、また二重螺旋に陥って混乱する快感を味わいたいためでもある。やっぱり私はオゾンの世界が好きです。上映後のQ&Aで私が聞きたかったことを何名かの方が聞いてくださってスッキリしました。本公開は8月4日。是非に。
MinKFJ

MinKFJの感想・評価

4.0
二重螺旋の恋人、ということでDNA、遺伝子の話もちらり出てくるが、
メインテーマは双子。
双子って確かに不思議。入れ替わっても分からないくらいソックリだったり、以心伝心だったり。
夢なのか現実なのか妄想なのか、過去なのか現在なのか、兄なのか弟なのか、、私は一体だれなのか⁇
にしても兄、診察室の隣室にクイーンサイズベットどーんて笑、何それ時代劇の悪代官?帯くるくるするんか⁈でしかも診察料ちゃっかり取るんか⁈なめとんのか⁈と心中失笑悪態つきつつ、あーなんだかもうこりゃハマったら破滅だわ…とまんまと心掻き乱されてしまった。精神科医って、大概本人も病んでるなんて言う人もいますが(それは人に寄ると思いますが)、なんて興味深い職業なんでしょう。
奔放なエロ度高めのサスペンス。
猫ブローチに注意。
まえだ

まえだの感想・評価

4.2
フランソワ・オゾンの映画の中でも結構ぶっ飛んでてハジけてる。思考がめちゃくちゃにされる展開。。
ちょいグロ、エロ描写ありで、ホラーぽい雰囲気もあって、面白かった!
すー

すーの感想・評価

4.0
センセーショナルでスリリングでもう痺れた。中々ショッキングというか恐ろしい映画ではあるけれどマリーヌヴァクトの危うげな感じがなんとも言えない。流石ですわ、うまく言えないけれど。幻想と現実の狭間に揺れ、己の欲望のまま狂っていく女。歪んだ愛の先にあるものは一体何なのだろう。

隠喩が理解出来た訳ではなく、監督にまんまと二重螺旋に突き落とされたような。双子を演じるジェレミーも良かったなあ。それと思ったよりグロかったな。面白かった。
アメブロを更新しました。 『【フランス映画祭】「2重螺旋の恋人」このサスペンス面白かったなぁ。大好きなタイプです。』 https://twitter.com/yukigame/status/1010588185447968768
とえ

とえの感想・評価

4.0
面白かったなぁ
双子の神秘を題材にしたサスペンス映画

たとえば、目の前に恋人がいて
その人のことがすごく好きなんだけど
少し満足できない部分がある

そこへ、見た目は恋人と瓜二つだけど、性格が正反対の人が現れたらどうするか

そこから生まれるサスペンス

日常生活で満たされないとき、人はよく妄想をして、秘めた欲望を満たそうとする

この映画も同じで、主人公のクロエは、満たされない欲望を妄想で満たそうとする

ただし、この映画ではどこまでが現実で、どこからが妄想なのかという線引きを一切しない
愛した人は、双子なのか、そうではないのか
そもそも、なぜ、彼は双子だと思ったのか

その答えは、観客それぞれにゆだねられている

私は、その答えはDNAに秘められていて、隠された染色体がクロエの意思を支配したのでは…
という、ちょっとSFっぽいことを考えた

映画のいろんなところに、トラップが隠されていて、考えれば考えるほど答えが見つからない
その「完璧な答えはない」ということこそ、この映画が伝えたいことなのではと思った

人間の欲はとても深く、完全に欲望を満たすことなどできない
だから、多少物足りないなと思うことがあっても、現状に満足することが
精神的にも健全な生活を送るコツなんだろうなと思った

なんともフランス映画らしい映画だった
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