2重螺旋の恋人の作品情報・感想・評価・動画配信

「2重螺旋の恋人」に投稿された感想・評価

Maple

Mapleの感想・評価

4.5
冒頭から惹き込まれた。恋人と顔がそっくりの男を偶然見つける。そして次第に親密な関係へ… 。それは果たして現実だったのか、それとも虚構や妄想だったのか?不思議な感覚に陥る。

普通の恋愛映画だと思っていたので、ラストの展開も予想外で恐ろしかった。また、もやもやとした気持ちが残った。
分裂症/双子/幻覚など、頻出するモチーフはまるでP・K・ディックのよう。
DNAについての映画なので、これは邦題が正解なのかも。

「クロエ」の語源は「光」といったような意味に辿りつく。
彼女が光源で且つ実像であるならば、やはり双子は転射された虚像なのだろう。
目を逸らしたいのに抗えない、はらわたに潜んだ欲望をめぐるサイコ・ミステリー。

双子の謎を追うクロエだが、病んだ精神と肉体の原因は過去ばかりではない。
双子は、ともすると将来授かるかもしれない子どものようでもある。
未来への漠たる恐怖、脅え。
『ローズマリーの赤ちゃん』(1968)みたいだな、と思ったら黒沢清が対談で突っついてた。藪蛇。

フランソワ・オゾンがこれまで扱ってきたテーゼも、輪廻のように形を変えて現れる。
現実を侵食する虚構、その内面化に伴う倒錯、そして美しい悪徳を孕む。
この負の円環を生み出しているのは、個人の心に大きく空いたブラックホールーー「死(タナトス)」の衝動だ。

それらが渾然となって、螺旋状にクロエを襲う。
死に対抗する手段として、彼女は「生(エロス)」に縋りつく。ひたむきな渇望。
もちろんそれは逃避ではなく、拮抗の手段としてのセックスなのだと思う。

鏡映しであることを強調する演出により、心象風景は具現し、対象化された悪徳が分娩される。
悪夢が醒めていくような印象深い結末…なのに、最後の「本能」みたいなシーンで台無しにする悪趣味さについ笑ってしまった。
ずっと繋がれて居たいもんね、しょうがないね…?

このレビューはネタバレを含みます

クロエは双子として生まれる筈だったが、母の胎内にいる時にクロエの体内にもう一人が吸収されてしまった為に腹痛が起こったり精神疾患を患っていた。

ポールとルイはクロエの妄想が生み出した双子…という事はあのエロいシーンも全て妄想⁉️…長っっ‼️凄すぎる💧
Reeee

Reeeeの感想・評価

3.0
空想場面と現実場面の区切りがよくわからず…全体的にぼんやりとしたストーリーだと感じました。
KEiTA

KEiTAの感想・評価

3.0
途中から現実と妄想がわからなくなって軽く混乱した
予想してたオチとは違った
YAZ

YAZの感想・評価

3.5
フランソワ・オゾン観る

母親に愛されないクロエの脳内
妄想劇
腹痛から心病んで通う精神科医と
同棲始めるも彼の双子の兄で
やはり精神科医とも関係持つ事に

クロエと母親の関係を最初に話し
てしまうのでそっち系なのが直ぐ分る
のはサスペンスとしては?です
クロエの行動が余りにもこれはないだろ
うなのもどうなんでしょうね
心理も視覚も表現としての恐怖と笑いは
表裏一体だよねと再確認です

そんなつもりないけどジャケ写の下の
二人笑うしかないです

ミスリードしようとしてますけど
最後まで語りに懐疑的にならざるを
得ないのでそれほどの驚きも無く
そういうことか~ぐらい
ジャクリーン・ビセットも半信半疑で
見てたらやはりでしたね

オーバーエロなサスペンスの体を取って
ますが違う切り口は無かったのかなと
現実と妄想がぐちゃぐちゃで、
ずっと不思議なストーリー展開だった気がする…
内容は心理学みたいで面白かった

あとまさかこんな18禁感強いとは思わなかった、、、
ポールの顔が好き。
ルイに惹かれるのが理解不能だったので、あまり入り込めなかった。
yuukite

yuukiteの感想・評価

3.5
これは意外と面白かった。オゾンの「17歳」のマリーヌヴァクトが再び主演。母親役に何と!ジャクリーヌビセット!
オゾン沼に足を入れてしまいました。

双子の精神科医に脳も体も支配されていく。

自分は一卵性双生児なので、可能性としては寄生性になりかねない状態だと思うとゾッとする。遺伝子が同じもう一人の自分がいるなんて、それだけでホラーですもんね。もし、自分兄弟が顔がめちゃくちゃそっくりだったらこの精神科医みたいなカオスな状況になってたのかなぁ?それはそれで面白そうだけど。

僕の大好きな作品でもあるダルデンヌ兄弟のイゴールの約束の男の子のジェレミーレニエがこんな激渋イケオジになってたなんて〜。
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