行方不明者の捜索を生業とする元軍人の主人公ジョーは、ある日ひとりの少女の捜索を依頼される。
よくホアキン・フェニックス版『タクシードライバー』と言われているけど、それも今となっては『ジョーカー』の方が適切かも。どちらかと言えばホアキン版『ドライヴ』という感じだった。
今何が起きているのか、主人公は何をしているのか、それが全然変わらない。ゴールも目的も分からないまま進んでいくので、常に霧の中にいるような、宇宙を彷徨っていらような、観ている間はずっとふわふわした感覚だった。PTSDによるフラッシュバックも挟まれるから頭の中こんがらがった。
