もやマン

ビューティフル・デイのもやマンのレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
4.3
何度でも観たいと思える。
個人的には今年のベスト10に入れたい。

言葉で描写や説明することを避け、できるだけ映像から読み解くタイプの映画。


思ったのは、この映画、モザイクのような映画だなあと。
ひとつひとつのシーンにおいて、映像での説明すら足りないところもある。
映画側と鑑賞者側のコミニュケーションが足りないから、つねにボヤけて映る。
トラウマのシーンは常に唐突で、曖昧。
後になって、あ、あのときジョーはこう感じてたんだな、とか、こう伝えたい映像だったんだなって、理解できる。
あからさまにしない表現の仕方が、相乗的にこの映画を良くしている。

全体的に観ると、90分っていう尺の短さも相まって、コスパのいい映画だと思う。
無駄がないので、十分に映画に浸れる。

注: ただ内容は重いので、浸りすぎると胃もたれします。
もやマン

もやマン