陰陽

ラブレスの陰陽のレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
4.2
やっぱり集合住宅っていいな、どこか懐かしさと人が強制的に住んでいる建物という、どこか異質な佇まいだし、まず生活感に溢れている。
アレクセイ君の家を覗いてみると、離婚が決まった上に、お互いの次のパートナーも決定済み、アレクセイ君が邪魔者扱い、どっちが引き取るかの喧嘩が勃発。アレクセイ君本人がそれを聞いてしまうというとんでもないシュチュエーション。ドアで隠れているアレクセイ君、アレクセイ君だけの未来が決まってない、そんなアレクセイ君は作品全体で登場するのがほんのわずか数分だったと思う、
失踪した息子を探す両親。そんな両親の歪んでないんだろうけど、歪んでしか見えない未来のパートナーたちとのセックス、いつのまにかアレクセイ君の顔が思い出せない、木に貼り出されている行方不明のポスターがやっとアップになるが、ボロボロでアレクセイ君の顔がはっきりわからない、わからないままだった。
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