トラヴィス

ラブレスのトラヴィスのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
4.2
父帰るの次に好きだった。
この監督、無人の風景とか廃墟とか、無機質な画とかすんごい多用してて、虚無感というか無力感というか、兎に角寂しさすごく滲み出て好きだ。

意外と評価が高くなくてびっくりだけど。

これは別に夫婦の話では無いし、ロシアに対するディスフィルムだと思う。
最後のサナバヴィッチが着てたジャージはあからさま過ぎたと思うが、口は災いの元ですからね、多くを語らないラストはなかなか余韻に浸れる選択をされたのでしょう。

冒頭の無人の学校の風景から一斉に下校の小学生たちが出てくるあたり、抜群に気持ちいいね。



もっと頂戴な、廃墟と無人。