「あの子気に入ったの。それに私を2人が取り合うなんて最高だわ」
ここ最近鬼才ヨルゴス・ランティモスの作品に何度も衝撃を受けて僕は彼の沼にどっぷりと浸かっている状態で、
更に個人的に『籠の中の乙女』や『哀れなるものたち』を見た後に、本作を見ると悪意味で作品全体的が丸くて衝撃度や変態度も弱すぎて物足りなかったです。
やっぱりこの18世紀のイギリスの貴族の史実とヨルゴス・ランティモスの世界観が合ってないと凄く感じてしまうぐらい、ランティモスらしい設定の面白さや衝撃的なシーンも無く流石に物足りなく感じてしまいました。
それにアカデミー主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンの演技は凄かったですが、このアン女王👑は主人公感が弱くて、ほぼ軽いSEXと怒っているだけで品も無く全く感情移入が出来なくて、
個人的にマールバラ公爵夫人サラ役のレイチェル・ワイズの方がヒロインらしく女性らしい美しい強さや品もあるので僕はサラは凄く良かったです。