郁

女王陛下のお気に入りの郁のネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

女王がわがままだっていうより、人はわがままだし貪欲だし愛されたがりだし、女王も人間なんだよねって話だったような印象。トリップするみたいな終わり方、パトリシアハイスミスの短編集『目には見えない何か』を読んだ時の誰しも少しずつ狂ってるみたいな感じがしてホッとした。
レディモールバラが傷を隠すために顔の左側に着けたレースがかっこよすぎてびびったし、女王にラブレター書くシーンは可愛かった。
そしてエマストーンは悪い人の役がめちゃくちゃ合う!!!!(ララランドも好きだけど)。「あっそ」みたいな感じで眉をあげて唇を結ぶ、全く悪びれるそぶりのない表情の憎たらしさったら!悪くて賢くて欲を上手に隠してる(のに女王の前でうさぎ踏んじゃうんだから結構ギリギリのとこでやってんだろうな…)最強最悪の侍女って感じ。
郁