舞台は、18世紀初頭のイングランド。
アン女王の寵愛を得ようとするサラとアビゲイルの“壮絶なバトル”が物語の軸。
3名それぞれのキャラクターに個性があり、その表情や仕草、言動、衣装や髪型まで… 時が過ぎるにつれて少しづつ変化していく様子が丁寧に描かれていました。
“洗練”とは程遠い宮廷のリアルでダークな部分が次々と展開されて、劇場内に鳴り響くバロック音楽が更に緊張感を高めます…。
エリザベスI世が幼少期を過ごした「ハットフィールド・ハウス」がロケ地となった本作品。
もう…これは、ため息が出るほど美しい舞台セットでした。
（ちなみに…サラのお部屋は、本来は図書室なのだそう。だからあんなにも沢山の本が並んでいたのですね〜。）
劇中に善人がいないからか、鑑賞後はすごく疲れました。(笑)
一癖も二癖もある、本当にいろんな意味で怖い作品です。
