まってめちゃくちゃ面白くてビックリした。映画館で観ていれば、昨年のベスト5間違い無しの作品。
昼ドラのような女のドロドロなバトルが楽しめる。まさに"牡丹と薔薇"。まじで女って怖いなと再確認できる映画。
女王陛下のお気に入りになるべく泥から這い上がってきた良い子ちゃんを演じるアビゲイルと、正直になんでも陛下に物申す怖いもの無しのサラ。全く違うタイプの2人から目が離せない。
キャスティングも神がかってる。俳優陣の演技力がバケモノ級。
主演の女王を演じたオリヴィア・コールマンはこの作品でオスカーも獲ってたけど、見れば誰もが納得すると思う。一見ワガママ放題のピュアな子供のようだけど、実は重い過去を背負った哀しい目とか、終盤の疲れ果てた顔とか、ほんとに｢すごい…｣としか言いようがない。
アビゲイルを演じたエマも笑っちゃうぐらい演技がうまい。アビゲイルはエマのための役。ララランドのミアよりこっちの方が5億倍お似合い。こういう難しい役をこれからいっぱい演じてほしい。
レイチェル・ワイズはとにかくカッコイイ。塚っぽくてめっちゃ好き。最後の壁越しのセリフが良かったな〜。
観るのを迷ってる方がいるなら是非観てほしい。俳優陣の演技力も登場人物のキャラもストーリー構成も美術も全部素晴らしい。
