このレビューはネタバレを含みます
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
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2017年公開のスウェーデン映画
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奇しくもスウェーデン映画2本目 笑
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「ザ・スクエア」
という題名の作品を
展示するにあたり
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SNSで話題になるよう
広告代理店と打ち合わせるも
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次々と不条理な
出来事に巻き込まれ
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最終ジャッジをミスり
進退問題にまで
発展してしまう
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現代に於ける
階級社会の分断を
痛烈に皮肉った作品
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が、故に
最初から最後まで
変わらぬ温度で
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ひたすら不快な緊張感を
味わうコトになる
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事前情報が
全くない状態で観ると
非常に難解な上に
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151分という上映時間が
永遠に思えてくる
救いのなさだ
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現代アート美術館で
キュレーター責任者として
働く主人公は
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人当たりも良く
周囲から尊敬されていて
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困っている人がいると
積極的では無いまでも
無視もしきれないぐらいの人物
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上流社会の人ではあるが
平均的な良心を持っている
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そんな彼でも
一旦、不条理の歯車が
回転し始めると
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あれよあれよと
自分を見失ってしまう
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面倒なコトは先延ばしにし
問題が雪だるま式に大きくなる
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誰にでも
心当たりがあるだろう
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この問題の先送りが
個人レベルから派生して
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最大化すると
社会の分断に
つながっていくのではないか?
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不快な緊張感の中
どこかに突破口を見出したくて
そんなコトを思ってみた
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