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ザ・スクエア 思いやりの聖域のFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます


『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
.
2017年公開のスウェーデン映画
.
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奇しくもスウェーデン映画2本目 笑


「ザ・スクエア」
という題名の作品を
展示するにあたり

SNSで話題になるよう
広告代理店と打ち合わせるも

次々と不条理な
出来事に巻き込まれ

最終ジャッジをミスり
進退問題にまで
発展してしまう


現代に於ける
階級社会の分断を
痛烈に皮肉った作品


が、故に
最初から最後まで
変わらぬ温度で

ひたすら不快な緊張感を
味わうコトになる


事前情報が
全くない状態で観ると
非常に難解な上に

151分という上映時間が
永遠に思えてくる
救いのなさだ


現代アート美術館で
キュレーター責任者として
働く主人公は

人当たりも良く
周囲から尊敬されていて

困っている人がいると
積極的では無いまでも
無視もしきれないぐらいの人物


上流社会の人ではあるが
平均的な良心を持っている

そんな彼でも
一旦、不条理の歯車が
回転し始めると


あれよあれよと
自分を見失ってしまう


面倒なコトは先延ばしにし
問題が雪だるま式に大きくなる

誰にでも
心当たりがあるだろう


この問題の先送りが
個人レベルから派生して

最大化すると
社会の分断に
つながっていくのではないか?

不快な緊張感の中
どこかに突破口を見出したくて
そんなコトを思ってみた




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