ザ・スクエア 思いやりの聖域の作品情報・感想・評価

ザ・スクエア 思いやりの聖域2017年製作の映画)

THE SQUARE

上映日:2018年04月28日

製作国:

上映時間:151分

あらすじ

周囲から信頼と尊敬を集める有名美術館の名キュレーターが発表した美術作品「ザ・スクエア」が、世間に思わぬ反響を生み、とんでもない大騒動へと発展していく、皮肉な運命の悲喜劇。主演は本作でブレイクを果たし、ヒット作『ドラゴン・タトゥーの女』の続編に出演決定したクレス・バング。共演にHuluのドラマシリーズ「侍女の物語」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを続々受賞、スターの階段を駆け上がるエリザベス…

周囲から信頼と尊敬を集める有名美術館の名キュレーターが発表した美術作品「ザ・スクエア」が、世間に思わぬ反響を生み、とんでもない大騒動へと発展していく、皮肉な運命の悲喜劇。主演は本作でブレイクを果たし、ヒット作『ドラゴン・タトゥーの女』の続編に出演決定したクレス・バング。共演にHuluのドラマシリーズ「侍女の物語」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを続々受賞、スターの階段を駆け上がるエリザベス・モス、『シカゴ』などの演技派ドミニク・ウェスト、『猿の惑星』のテリー・ノタリーらが脇を固めている。あなたの<心>が試される!?先の読めない展開と思わずゾクッとさせられるシニカルな笑い満載の傑作ヒューマンドラマ!

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に投稿された感想・評価

最高だった【フレンチアルプスで起きたこと】の監督最新作でパルムドール受賞作って、前フリが無くても意地悪な作風やいたたまれない空気が何とも癖になる。
コンドームのくだりが好き!詳しい感想はブログに書いた。
chan

chanの感想・評価

3.8
人間の、見たくない恥ずかしいところをこれでもかってくらい見せつけてくるんだこの監督は。それも抜群のセンスで。


これを映画館で観たのは3週間くらい前だけど、そのときたまたまあっはっはと大声出して笑うおじさんが後ろにいてそれはそれは不愉快で、このおじさんと居合わせたのとこの映画を観ていることが妙にマッチしてこれは試されているのか?と、リアルに皮肉を感じた。
がく

がくの感想・評価

4.0
フレンチアルプスで起きたこと
に続いて、とてもシュールな人間描写が何と言ってもたまらない。

みんなエゴ全開。
人間の嫌なところがたくさん見えた。
思いやりなんてみんな口で言ってるだけで、偏見、プライド、名声なんてものは常に良心を邪魔する。
被害にあうのはいつも弱者。

主人公がクライマックスで初めて思いやりの心を見せる。

人間はとても哀れな生き物だ。
pillow

pillowの感想・評価

3.3
螺旋階段ぐるぐるが終わらない終わらない…もうやめてー!!のMAX
いの

いのの感想・評価

3.9


『Loveless』と今作を2作続けて鑑賞。キツいっす。


ひとつ空席をはさんで隣に座ったおじさんと、最初から同じタイミングでクスクス笑い、このまま楽しく時間が過ぎていくのかと思ったら、やはりそうはいきませんでした。策を練っていた時には楽しかったお手紙作戦が、上手くはいかなかったように。


しばらくすると、少し離れた後ろに座っていたおばさん(多分)たちが、お茶の間空間的なお喋りを始め出し、他の観客たちにとっては、気まずい空間となりました。まるで、インタビューの際の、ワレメとかオッパイとかの、あの気まずさのように。やることなすことうまくいかない主人公のように。


映画のなかの出来事と、映画館内とがシンクロし始めました。おばちゃんたちのおしゃべりは止まらず全くやれやれですが、私はもう覚悟を決めて、この気まずい状況を受け入れ、このまま突き進むことに決めました(えらいぞ)。


現代アートの美術館を舞台とする話ですが、この映画そのものがきわめて現代的。人々の気を引くために作られた動画広告が思わぬ批判を買ったために謝罪するとか、上司の責任の取り方の問題とか。いままさに国内でも展開されている話です。表現の自由の天井の話は、すごく面白かった。福祉大国スウェーデンで、物乞いの人があんなにいること。upperとlowerとの間に横たわる深い溝。


とにかく気まずい映画。この映画の長さも気まずさのうちのひとつ。猿人間のパフォーマンスの長さも気まずい。お願いだからもう終わって欲しいと思う観客の願いを承知のうえで、長々と続ける監督はいやらしいぞ。だけど、少年とのやりとりをめぐって、主人公が最後にとった行動には、こういった心境に至って行動してくれて良かったと、私も気まずくはなりませんでした。
こまち

こまちの感想・評価

2.0
今まで見た作品の中でもトップクラスの不安と不快感を掻き立てる作品。特にBGMは、うまく言葉に出来ないけれど無理。
-
150分という超大作(??)の中で、なんでこのシーンが必要なの?というシーンが個人的にたくさんあって、難解なこともたくさん起こるし、それが回収されるわけでもないし、嫌な気持ちしか残らなくてひっっさしぶりにエンドロール見終わらずに席を立った。

ただただストレフフルだったのでもう二度と見たくはないけど、誰かに気持ちよーく説明して欲しい。

このレビューはネタバレを含みます

現代アートを題材とした作品。
主人公の勤める美術館が、いわゆる炎上商法的な動画を製作、YouTubeにアップロードしたことが問題となる。結果、チーフ・キュレーターである主人公は責任をとって辞任するのだが、記者会見では、表現の自由や自己検閲といったことが取り沙汰される。

どこからがアートで、どこからがアートでないのか?その線引きは難しい。例えば、京大のタテカンはアートなのか?とか。論争を呼ぶところだろう。映画に出てくる作品には、すべて元ネタがあるらしいが、本作のタイトルにもなっている「ザ・スクエア」とか、人を信じるか信じないかボタンを押す展示とか、正直鼻で笑いたくなるようなものが多い(この辺りが、監督の皮肉が効いてて、いやらしいと思うのだけど笑)。
しかし、「猿人」の登場で今までの雰囲気が一変し、緊張が張り詰める。かなり長回しで撮影されていたが、異物の介入によって平穏と思われていた日常が崩壊し、人々はなす術を失う。
これも元ネタがあるらしい。このパフォーマンスが仮に現実のものであれば、公共の福祉に反する表現をアートと呼ぶ態度は弾劾されねばならないだろう。よくよく巷で耳にする、「アートって言えば何してもOKなの?」という現代アート批判を、ここでも思い起こす。しかし、映画の中で「再演」されたパフォーマンスは、まさに映画的なやり方で私たちの日常に侵入する。大衆心理の描写も相俟って、基本的にユーモラスな映画なのだが、ものすごく恐怖した瞬間だった。

ペダンティックで傲慢な「アート」への抵抗。但し、それは自己批評を伴うものかもしれない。そしてアート業界に携わる主人公の欺瞞を、最後まで救いの手を差し伸べることなく、容赦なく追求する。美術館で働く身として、個人的にも色々考えさせられる。
貧困、差別、炎上、ディスコミュニケーションなど、現実に山積する様々な問題に対して、映画を含めた表現はいかに対抗し得るのか、改めて思いを巡らす機会となるだろう。
YuK

YuKの感想・評価

2.8
監督の狙いなのかもしれないけど、こんな居心地の悪い作品だと思わなかった。随所にストレスを感じる作品。
特にわめき散らすクソガキのシーンとモンキーマンのシーンはストレスが半端なかった。

スクエアというタイトル、その設定、現代社会のアイロニー、パルムドール、、、期待要素はけっこうあったけど、トータル150分、苦痛だった。。

このある意味難解な映画を理解するためには、予備知識や鑑賞後の考察やら必要なのだと思うけど、そこまでする気がおきない。
mutenka

mutenkaの感想・評価

2.0
人生の中で、いろんな選択をしている。でもそれが間違った選択というのに気付くのは後になってからしかわからないんだなあと思った。

いろんな場面で意味があるんだろうけどあんまり意味がわからなかった(*´Д`*)

長かった。

姉妹が同時に肩をすくむシーンがかわいかった(*´ω`*)
いやぁ、本当に良かった!
スクエアってタイトルがかなりポイントで、思い切って「正方形」にした方が良かったかもなと思った。

冒頭から長方形はドアとか窓とか、たくさん出てくるのだけど、正方形はずっと出てこない。

正方形が出るのは、芸術作品の「スクエア」の説明……とか、…….とか、とか…。ネタバレになるので伏せるが、随所で効果的に使われていた。

そして、散々考えさせられた上で、正方形が何を意味するのかがキッチリ解答されるので、かなりスッキリする。

爆笑したのは猿のシーンは2回、どっちも最高。あとギシギシ動く椅子。

パルムドールでお高く止まってるように見えて、爆笑できるところ盛り沢山のコメディだし、最後に心に残るものはジーンと響くという、完成度めちゃくちゃ高い大傑作!評価されているのが納得!オススメ!
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