じゃがいも

ザ・スクエア 思いやりの聖域のじゃがいものレビュー・感想・評価

4.1
“フレンチアルプスで起きたこと”、”逆転のトライアングル” に続き、リューベンオストルンド監督の作品3作目の観賞。

「なんとなく気まずい」的なシーンが盛りだくさん。自分が同じシチュエーションに遭遇したとしても、エキストラたちと同じような表情になることは間違いない。

主人公クリスティアンが絵に描いたようなクソ。プライドばっかり高く口だけの男。でも実際こういう人は決して少なくないのだと思うとアイロニック。ラストシーンの、子供たちがクリスティアンに向ける表情が印象的。

クリスティアンがホームレスの女性にサンドウィッチを施すシーンは、完全に彼の自己満足。ねだる女性の態度も態度であったが。こういうシーンの積み重ねでどんどん「何がスクエアだ」と批判したくなる気持ちが募った。さすがリューベンオストルンド監督、性格が悪い(いい意味で)。
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