おちち

ザ・スクエア 思いやりの聖域のおちちのレビュー・感想・評価

2.0
評判ほど面白いとは思わなかった。主人公の葛藤を通して、現代人の欺瞞と不安を描きたかったのだろうと思うのだが、その描き方があからさますぎでは?YouTubeの炎上とかモンキーマンとの絡みとか色々工夫は分かるのだけど、シーンひとつひとつから監督の自意識が匂ってくるというか。あまりにも演出が直接的過ぎる気がした。「ほらこういうの皆さんあるでしょう?」という監督の薄ら笑いが透けて見えるようで、あまりのれなかった。いまこの瞬間の批評性は獲得してると思うが、ずっと残る作品だとは思わない。まあ映画に何を求めるかという話なのかもしれないが。
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