ぬまち

Gore in Venice(英題)のぬまちのレビュー・感想・評価

Gore in Venice(英題)(1979年製作の映画)
4.5
ずっと気になっていたけどなかなか見る機会がなかった極悪非道ジャッロ。米国盤のBlu-rayが出たのでやっと見ることができた。

とにかく過激な描写満載で、見てはいけないものを見てしまったという背徳感に襲われる作品。何といっても、あどけなさとどこか儚げな表情が魅力のレオノーラ・ファニの存在が、この作品に危険な香りを漂わせている。彼女が主演でなければ、作品の魅力は半減していたかもしれない。

音楽や水の都ヴェネツィアの風景も素敵で、旅行に行きたくなる。なぜか常にゆで卵を持ち歩いているヒゲ刑事のおとぼけ感も、過激な内容への一種の清涼剤のような役割を果たしていて、メリハリがついている。
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