テリファーシリーズ第1弾
ダミアン・レオーネ監督5作目
ハロウィン・パーティーの帰り夜道を歩くタラは友達のドーンと共に酔い覚ましのためにピザ屋に入るとそこには道中に目撃したピエロの格好をした怪しい人物に付け回される。ピエロが気になるタラは店を出てからもピエロのことしか考えられずにいた。姉のお迎えを待つタラ達だったが、後にした店の中ではピエロによる大虐殺が行われているのであった....
とにかくゴア描写推しの映画。グロさに全振りしてあらすじも何もなく、ただアート・ザ・クラウンが如何に残虐に人を殺せるか的な所が見どころ映画。テリファーシリーズとしては第1作目ではあるものの、先の監督のフィルモグラフィにおいては既にデビューを果たしていたアート・ザ・クラウン。監督の初監督作品『The 9th Circle』でチョイ役として初登場を果たし、2011年には同名タイトルの短編作品『Terrifier』で見事に主役となる。『死霊館』のアナベル的な感じでまさかのキャラが人気を博したことで単独作品が作れられた。更にその2作品を加えた監督3作目のアンソロジー映画『All Hallows' Eve』では本作のパイロット版として長編デビューを果たしている。なお、『All Hallows' Eve』は日本では『テリファー0』として邦題が付けられており、テリファーシリーズのように感じるが原題的には本作の『テリファー』がシリーズ第1弾となっている。『テリファー』と『テリファー0』で同じ女優さんが別の役で出演していることを考えるとストーリーとしては今作がソフトリブート的な位置づけになっていると考えるのが良いのかもしれない。